吟侍にとっては、
「屋根がついてて、疲れが取れりゃ、どこでも一緒じゃねぇか」
 という気持ちだったが、女性陣達は、【それは違う】ときっぱり言いきった。
 やっぱり、みんな女の子、綺麗な宿に泊まりたいというのは譲りたくは無かったのだ。
 吟侍としては、セレークトゥース・ワールドの特徴でもある、時間とばしを使って、泊まった時間をすっ飛ばしたかったのだが、どうもそれは認めてくれそうもなかった。
 泊まる所でちゃんと楽しみたいという気持ちが女性陣は強かった。
 その辺りが、冒険に来ている吟侍と旅に来ている女性陣達との気持ちの差となって現れた。
 吟侍は、
「じゃあ、ここで貯まるかどうかわかんねぇけど、おいらは余暇貯時間管理で、時間を節約するからしばらくいなくなるんで……」
 と言ったが、全員一致で却下された。