03 試食


 吟侍を中心にして、女性陣達が手をつなぐ。
 吟侍の所有しているQPを使うためだ。
 この場にセレークトゥースが居る必要は無い。
 吟侍は、セレークトゥース・ワールドへの立ち入りを許可されたのだ。
 QPを使っていつでも自由に行き来が出来る。
 女性陣達は行き来が許されていないので、セレークトゥース・ワールドへの行き来は、吟侍と一緒というのが絶対条件となる。
 女性陣はセレークトゥースに認められた吟侍が更に認めたという形で出入りするのだから。
 吟侍は、
「じゃあ、みんな、行ってこようか」
 と言った。
 女性陣達は緊張の面持ちでそれぞれがうなずいた。