当然だ。
 いままで、オリウァンコの人質として居たと言う事実は違っていて、カノンのふりをしていた偽者が現れたという事は本物のカノンは何処へ行ってしまったのかというのがまず、気になる所だ。
 ゼルトザームも
「そうですね、それは僕も気になります。あなたからクアンスティータ様に関する気配を感じますので僕にはあなたをどうする権利は無いように思いますが、カノン姫がどこにいらっしゃっているのか気になるところではあります」
 と言った。
 ゼルトザームもこの事実を知らなかったのだ。
 【ファーミリアリス・ルベル】は
「カノン姫なら、トルムドア・ワールドに居るよ。私はそのピンチヒッター。カノン姫の事で心配させないようにクアンスティータ・トルムドアにお願いされて、私はカノン姫のふりをしていたよ」
 と答えた。
 その言葉を聞いて、七英雄とシアン、パストは絶望した。
 オリウァンコ戦での勝利が一転して、焦燥感がその場を支配する。
 クアンスティータが相手では、オリウァンコ相手の時とは訳が違い過ぎる。
 どうしようもない相手にカノンが捕まったと諦める心が強くなる。