オリウァンコとしてもこのままただ、勝つよりも少しぐらい七英雄達を嬲(なぶ)ってやろうという気持ちになったのだろう。
 七英雄達には、自身が所有している勢力の精鋭達を全滅にまで追い込まれてしまったのだ。
 ただ、殺したのでは飽き足らないのだ。
 だが、そこに油断がある。
 そこにつけいる隙があるはず……。
 七英雄達は勝利を諦めてはいなかった。
 まず、前衛として、ジャンヌ、ヘラクレス、タケルの三人がオリウァンコの相手をしていた。
 この三人が前に出たのには理由がある。
 残る四人で特殊能力の共同効果を狙おうと思っているため、それに参加しない、残り三名が囮役を買って出たのだ。
 これは、オリウァンコの挑戦を受けた時から相談して決めていたことだった。
 オリウァンコを倒すには七名全員の協力が必要だ。
 だから、一人も欠ける事無く、勝ち進む。
 それが、七人で決めた絶対のルールだった。