あくまでも、自分の方が上位種であり、人間達の挑戦に受けてやっているという立場を貫いている。
 実際にはオリウァンコから売った喧嘩ではあるのだが、体裁上では、逆だと言いたいのだろう。
 オリウァンコはかりそめの姿となっていた誕生時の姿から、現在の姿へと形を変えて行った。
 その姿は、頭に矢印の様な突起物をはやし、ニッカポッカを思わせる脚の膝横からは尾のようなものが1本ずつ生えていてそれは腕にも同様の形状となっている。
 身長は一般的な人型サイズから、一挙に50メートルくらいの大きさに変わった。
 これは、4番の化獣、クルムレピタークの所有する勢力、巨獣徒(きょじゅうと)と呼ばれる巨大生物兵器に習って体格を大きくしたものになっている。
 神話の時代より、化獣が所有する勢力で最もインパクトがあったのは、全長の大きさからも巨獣徒であるとも言われている。
 何でも、強い要素を取り入れたがっていたオリウァンコが選択した結果がその巨獣徒に合わせたこの姿となったのだ。
 クアンスティータほどではないが、巨獣徒もまた多くの伝説を残している。
 最弱とされている巨獣徒でさえ、簡単に山脈の1つや2つは吹き飛ばせたと言われている。
 七英雄達に与えるインパクトとしては、十分と言えた。
 ユリシーズは、
「……この、でかぶつがぁ……」
 と毒づいた。