元々、カノンをもてなすために開かれたパーティーだったが、リクエストが多くて、最終的にはカノンが招待客達をもてなしているような印象を受けるパーティーになった。
 トルムドアは、
「カノンママ、ごめんなさい。最初はこんなつもりじゃなくて……」
 と上手くもてなせなかった事を謝罪したが、カノンは、
「あら、どうして?みんな楽しそうだったじゃない。みんな楽しかったら、それでオッケー!それじゃダメなの?」
 と返した。
 それを聞いたトルムドアは、ぱぁっと嬉しそうな笑顔になり、
「ううん、ダメじゃない。これで良いんだよね?」
 と言った。
「良いと思うよ。トルムドアちゃんは、私と別れてしまうかも知れないと思って一生懸命になってくれているのは解るけど、ずっと永遠にお別れするわけじゃないよ。いつかまた、トルムドアちゃんの元に帰ってくるつもりだよ。だからちょこっとのお別れ。寂しいかもしれないけどまた会えるよ」
「うん、うん。そうだね。そうなんだよね」
「じゃあ、いいこいいこしてあげる。こっちいらっしゃい」
「うん、カノンママ」
 という様に、トルムドアはカノンに子供のように甘えてくるのだった。