だからこそ、トルムドアにはお留守番をしていて貰いたいのだが、ぐずったので、少しの間、トルムドアの好きな所を周り、それで、しばらく待って貰おうと思った。
 トルムドアはあんまり納得していなかったようだが、大好きな【カノンママ】のためだからという事で渋々、了承するのだった。
 とりあえず、出発を決めたトルムドア・ワールドの基準時間での2週間後までにトルムドアをある程度満足させなければならない。
 カノンの事が好きで好きでたまらなくてトルムドア・ワールドに連れてきたトルムドアに対してついて来るなというのは酷な話ではあるが、カノンとしては全ての側体と仲良くしたいと思っている。
 トルムドアだけにかまっている事は出来ないのだ。
 カノンとしてもトルムドアと離れるのは寂しいし、不安でもあるが、それは涙を飲んで、お互いが我慢しようという事になった。
 2週間後には離ればなれになってしまうという事になって、トルムドアは必死でカノンとの思い出を作ろうと思った。
 そのため、出発前の2週間のスケジュールはびっしり埋まっていた。
 カノンとしては、疲れを残したくないというのが本音だったのだが、もてなそうとするトルムドアの態度にそれは困るとは言えなかった。
 ただ、大切に思ってくれているという事を受け止め、トルムドアのサプライズにありがたい気持ちで付き合うのだった。
 最初の三日間はパーティーだった。