03 トルムドア・ワールドにて……


 ユリシーズ達がオリウァンコとの戦いを残すのみとなった時もカノンはその状況を知らなかった。
 カノンはまた、別の宇宙世界であるトルムドア・ワールドで別の行動を取ろうとしていたからだ。
 トルムドア・ワールドには側体達とコンタクトを取れるポイントが24カ所ある。
 それは側体の数と同じだ。
 だが、機能しているのはその内の17カ所だ。
 他の7カ所は第18側体から第24側体までが出現するまで機能しない。
 カノンは機能している17カ所のポイントを回る事にした。
 その内、1カ所はトルムドアとのコンタクトポイントなのだが、他の側体と条件を合わせる意味でもあえて回る事にした。
 トルムドアにはメインストリートエリアに残ってもらって、カノンがトルムドアとのコンタクトポイントにたどり着くのを待ってもらう事にした。
 トルムドアは、
「やだやだやだぁ~私も行くぅ~」
 と駄々をこねたが、カノンとしては他の側体とのコンタクトを練習する意味でもまずは、トルムドアとのコンタクトポイントでトルムドアと話したいと思っている。
 なので、ついてきてもらったら練習にならないのだ。
 また、トルムドアを従えての他の側体との交渉はどんなマイナスポイントになるか解らない。
 トルムドアと敵対している可能性だってあるのだから。