辺りを沈黙が支配する。
 心なしか、室温が何度か下がったような気がする。
 不安に思う、玲於奈と香月。
 香月は、
「な、何か話そうか?」
 と言った。
 何かを話さないと不安で仕方ないのだ。
 玲於奈も
「そうだね。そうしよっか」
 と言った。
 彼女も同じく不安だった。
 二人は綾子が寝ているベッドの側で、小声で話していた。
 あまり大きな声で喋ると綾子が起きてしまうかも知れないからだ。