玲於奈は、
「その山木君っていう人に何かされたの?」
 と聞いてみる。
 綾子は、
「何かされたっていうかさぁ──キモいんだよね、あいつの鉛筆がさぁ」
 と言った。
 玲於奈と香月は、
「「鉛筆?」」
 と聞き返した。
 鉛筆が何だと言うんだ?──二人はそう思ったのだ。