2 好きだった人

祥吾の周りには他のタイプの女の子もいた。

仕方なく、祥吾とくっついている女の子達だ…

珠貴 羽住(たまき はずみ)…

彼女もそんな女の子の一人だった…

彼女は浩紀と一緒に上京して来た同郷の女の子であり、高校時代の彼女は、祥吾が親の借金をたてに無理矢理、祥吾ののフィアンセにさせられてしまった。

そして、彼女は祥吾との婚前旅行中、亡くなったと聞いた。

葬式にも呼んでもらえず、彼女の死を知ったのはずいぶん後になってからだった。

それも、人づてにだった。

しばらく、羽住とあっていないと思っていたらである…

その時のショックは今でも殆ど癒えていない…

本音を言えば、好きになれないどころか許せないタイプだった。