これは1人も欠ける事無く、勝つという意味での七英雄同士の絆でもあった。
 オリウァンコの居城を進む七英雄達の前に陰陽が現れた。
 元々、2名だった者がオリウァンコの化身体との融合で一つにされた存在だ。
 持っている雰囲気もそれまで倒した八化身とは異様なものを持っていた。
 陰陽は、
「まとめてかかってこい」
 と言ったが、ユリシーズは、
「俺がやる。手を出すな」
 と言った。
 あくまでも一対一でやるつもりだ。
 オリウァンコの刺客が1名ずつで来ているのに、ユリシーズ達が複数で戦う訳には行かない。
 それでは、七英雄としての筋が通らないと判断したのだ。
 最も、化獣であるオリウァンコとの決戦では別の話にはなるであろうが。
 こうして、他の七英雄が見守る中、ユリシーズは陰陽と対峙した。