06 ジークフリート・シグルズVS八化身 ジャーム


 七英雄の1人、ジークフリート・シグルズと戦う事になった八化身の名前はジャームという。
 ジャームの力は、マシン浸透という。
 自然物であろうが、何であろうが、ナノマシンを浸透させ、急速に機械化して操るという能力だ。
 対するジークフリートの力は7番の化獣ルフォスの宇宙世界で身につけた槍を降らせる雲、スピア・クラウドとゼルトザームとの修業で身につけた能力預金だ。
 ジークフリートは先制攻撃としてスピア・クラウドを作りだし、大量の槍を降らせた。
 だが、ジャームは、突き刺さった槍をも機械化し、自身の手足の様に操って反撃した。
 早々に結着をつけるつもりでいたが、ジャームは、思ったよりも強敵、難敵だったようだ。
 ジークフリートは、
「ちっ、面倒臭ぇな」
 と舌打ちした。
 能力預金の超異能力を引き落とししたいが、スペシャルスキルの事を考えれば、次の戦闘を考えて、セーブしておきたいところだ。
 前回の戦いで大きな異能力を使ってしまったので、使ってしまうと、次に大きな異能力をおろすために、スキルを貯めて行かなければ使用出来ない可能性が出てくる。
 出来れば、スピア・クラウドでしとめたいというのがジークフリートの希望だった。
 出し惜しみは命取りにも繋がる。
 だが、この相手、ジャームには勿体ない。
 使いたくないという気持ちの方が強かった。
 その気持ちの遅れがジークフリートにピンチを運ぶ。
 スピア・クラウドで降らせた槍の一部が、ジークフリートにヒットしたのだ。