パワーで言えば、それまでの人形などの10倍、スピードも上がっていて、3倍以上のスピードで動けるようだった。
 その人形達が数十体襲いかかる。
 まるで、今度はさっきまでのようには行かないとでも言いたげだ。
 だが、テセウスは同じ体術でかわした。
 そして、
「茶番はいい――本気で来い」
 と言った。
 ビースクは相手を最小戦力で倒そうとしていたようで、力を出し惜しみしていたようだ。
 それを見抜いた、テセウスは死ぬ気でかかってこい!――
 そう言ったのだ。
 ビースクは、
「後悔するなよ」
 と言ったが、元々が小者であるので、大した迫力もなかった。
 ビースクはオリウァンコの化身体と同化させている人形を出した。
 そして、その人形と自らも同化した。
 これで、ビースクは二つの化身体を持つ身体となった。
 ビースクは、
「これまでの俺と同じと思ったら、大間違いだ。これから地獄が始まる」
 と言った。