05 テセウス・クレタ・ミノスVS八化身 ビースク


 七英雄の1人、テセウス・クレタ・ミノスと戦う事になった八化身の名前はビースクという。
 ビースクは、人形遣いだった。
 主に、人形やマネキン、ぬいぐるみを操る事を主体とした男だった。
 力は非情に弱く、オリウァンコの部下の中で最強とされる八化身としてはふさわしくない男とも言える。
 だが、それでも最強とされる8名に選ばれたのは、主であるオリウァンコのえこひいきが関係していた。
 最強というものに強い執着を持つオリウァンコは、最強の化獣(ばけもの)、クアンスティータに対して強い興味を持っていた。
 魔女ニナによって赤子として誕生すると言われていたので、赤子をあやす意味でも人形やぬいぐるみを使ってクアンスティータの興味を惹こうと言う考えを持っていた。
 そのため、ただの人形使いであったビースクは八化身の一角として選ばれたのだ。
 とは言え、他の八化身からは明らかに実力が劣っている。
 元々、八化身には9名が集まっていたので、このビースクを数えなければ、そのまま八化身として成立するはずだった。