「ふっ、どうせ、そいつは負け犬なんだろぅ?負けた奴の事なんてどうでも良いんだよ。犬のクソ程の価値もねぇ」
「あんたもその負け犬になるんだよ。――それに、少なくとも、幻妖斉の爺さんの方はなかなか好感が持てたよ、あんたと違ってね」
「幻妖斉ってのか、その負け犬?」
「呆れた――仲間の名前も知らなかったのか?」
「俺より格下の奴の事なんか気にする必要はねぇんだよ」
「ぷっ……」
「何か可笑しい事でもあったのか?」
「格下とか言って、見下してるけど、あんたの主だって、クアンスティータにビビって命乞いしてたんだぜ、それ解ってる?」
「な……クアンスティータはみんな怖いだろうが。そんなのと比べるんじゃねぇよ」
「あたしが好きな男のライバルはさぁ、そのクアンスティータと戦おうってバカなんだよね。好きな男のライバルだから、あんまり良い事言いたくねぇんだけど、そいつと比べるとあんた、随分、かっこ悪いねぇ、笑っちまうよ」
「このクソビッチが。ヒイヒイ言わしてやる」
「言うことなす事かっこ悪いねぇ。反吐がでらぁ」
「もう殺す」
「あんたみたいなタイプはいつも言うこと一緒だねぇ。思い通りに行かないと殺す――そればっかり、幼いねぇ、子供だねぇ――あ、あんたと一緒にされたら子供に迷惑か。失礼しましたぁ~」
「この、腐れアマがぁ~」
 激昂するミクス。
 口喧嘩はジャンヌの方が優勢なようだ。