トルムドアは、このカノンに近いイメージのハーフバーチャルボディの名前を
「さぁ、目覚めなさい、【クァノン】」
 と呼んだ。
 カノンの了承も無く勝手に、【クァノン】と名付けた様だ。
 【クァノン】はトルムドアの呼びかけに反応して、目を開けた。
 そして、カノンと目が合う。
 すると、カノンから気の塊の様なものが光り、それが、【クァノン】と繋がった。
 この儀式で、【クァノン】はカノンの自由意志で、出したり消したり増やしたり減らしたりが可能となった。
 これで、カノンの代わりに芸能活動をさせる事も出来るのだ。
 もちろん、ずっと【クァノン】を見張っている必要はない。
 【クァノン】はカノンが行動する様に行動するのだから。
 カノンは出し入れだけすれば良いという事になる。
 こうして、またまた、カノンは歌姫としての実力をアップしていくのだった。
 最初は驚いたカノンだったが、【クァノン】は使おうと思えば使えるキャラクターだとすぐに理解した。
 この【クァノン】を現在、トルムドア・ワールドを出られないカノン自身の代わりに応援に向かわせる事だって出来るのだ。