続く第7の関所には、ケレンツァという男が待っていた。
 戦闘スタイルはバリバリの喧嘩殺法だ。
 アーサーにとっては願っても無い相手と言える。
 本気での殴り合いが出来る――
 それが素直に嬉しかった。
 ケレンツァの喧嘩殺法はただの喧嘩殺法ではなかった。
 肉体が特別な金属で出来ているので、ただ殴っただけでも凶器で殴られたと同じ事になる。
 それに対して、アーサーは気の粘土で作ったメリケンサックを装着して対抗する。
 アーサーは、
「行くぜ、おらぁ~」
 と言って突っ込んでいった。
 喧嘩は喧嘩でもタダの喧嘩ではない。
 一撃一撃が必殺の威力を持つ大げんかだった。
 殴り殴られ、また殴る。
 その応酬だった。
 攻撃を喰らっているアーサーの顔は腫れ上がっていく。
 だが、決してひるまない。
 気力で負ける訳にはいかないのだ。
 殴って、殴って、殴って、殴って、殴って、殴って、殴って、殴って、殴りまくる。
 そして、次第に勢いで負けたケレンツァは力尽きた。
 ボロボロになったが、アーサーは勝利をおさめた。