第六の刺客の名前は、ガロッドという男だ。
 ガロッドの力は、動く水域だ。
 ガロッドの周りには半径10メートルに渡って、水があり、ガロッドは腰まで水に浸かっている。
 これは、その場所に水があるのではなく、ガロッドの周りに水が集まっているのだ。
 もちろん、これはただの水ではない。
 多くの生命が海から生まれたように、ガロッドの水域からも多くの何かが生まれてくる。
 よく見ると水の底に多くの玉のようなものが沈んでいて、その玉が、ガロッドの水域を通して、急速に進化して、何かの形になって、テセウスに襲いかかってくるのだ。
 進化と言えば、テセウスが新たに身につけた力もまた進化(と退化)だ。
 今回の戦いは進化対決と言ったところになるだろう。
 ガロッドの水域は、それだけではない。
 もしも、その水域に捕まれば、テセウスはその特別な水に絡め取られ、足を封じられる事になるだろう。
 その敵を前にして、テセウスは考える。
 ガロッドは自身の領域に居る玉の様な物を急速進化させる様だ。
 ならば、テセウスも自身が所有しているモンスターハーレムの中の怪物達を進化させる事が出来ないか?と……
 モンスターハーレムと超越進化のコラボ。
 それが出来れば、テセウスは更なる戦闘力を得ると言う事になる。
 試した事はもちろん、無い。