ネームユーザー達に名前を与えるという事を餌に利用され、手足となって働く哀れな者達だ。
 戦いを挑んでくる以上、倒すべきだが、刺客達の多くはただ、名前が欲しいだけなのだ。
 名前が欲しくて欲しくて仕方ないため、ネームユーザー達に利用されているだけなのだ。
 なので、倒しはするが、戦闘不能にはしても、命まで奪うという事はしたくは無かった。
 だが、刺客達は必死だった。
 死ぬ気でかかってきている刺客達に対して、生かして無効化させるというのはただ倒すよりもさらに難しかった。
 ただ、戦っただけではない。
 無効化させた名も無き者達に、吟侍達は名前を与えて見た。
 だが、名付け親である吟侍達もしばらくすると与えた名前を忘れてしまう。
 というより、名前が定着しないシステムが、この宇宙世界にはあった。
 吟侍達の記憶が消えたというよりは、与えた名前がこの宇宙世界に決定されないと言った方が近い表現だった。