ファラの特徴は指先から音が出るという事だ。
 その音によって、闘いあっているお互いのパラメーターが反転するという力になる。
 フェンディナは元々かなりのポテンシャルを持っている。
 つまり、フェンディナとファラが戦えば、パラメーターの反転により、ファラの方が強くなるというものだ。
 これは、10本の指それぞれが別々の音を出し、反転するパラメーターもそれぞれ異なる。
 それにより、自身の身体の複雑な変化に対応しにくくなるというものだった。
 続く、ファルの特徴は、代行システムというものを使っている。
 化獣でも同じ様な力を使う者は存在する。
 2番の化獣、フリーアローラだ。
 ただ、フリーアローラの場合は、花びらに仮の名前を持たせ、その名前を求めてやってくる鏡の中に保存している名も無き強者達に名前を与える代わりに従わせるというものだ。
 ファルの場合、自身の存在を担保にする。
 存在していない強者に対し、ファルは消滅する事で、その対象者に生を与える。
 対象者となる強者はファルが望む事を叶える事で生の時間を得られるというものだ。
 自身の存在を使って存在していない強者と契約関係を結ぶ、それがファルの力だ。
 どんな強者が現れるか解らないが場合によっては途方もない力を持つ存在が現れる事もあるだろう。
 ファラもファルもどちらも魅力的な力を持っていると言えるだろう。
 この二人がフェンディナの戦力となってくれるのであれば、心強い味方が増えるという事でもある。
 フェンディナは二人を歓迎した。
 ティルウムスを一時的に呼び出し、契約を結ぶ。