ルックマン教授の教え子達に共通する事は破滅願望があるという事だが、それ以外にも、フェンディナに対し、1対1で戦いを挑んで来ているというのもある。
 これまで、フェンディナはチームを組んでいる教え子と戦っていない。
 全てが単独で挑んで来ている。
 一種のルールなのだろうか、それとも美学なのか、仲間と組んで戦うという事はしない。
 例え、仲間がやられようと戦いが終わるまで待っている。
 それが、ルックマン教授の教え子としての共通点だった。
 それは、化獣達の考え方にも似ている。
 出席番号3番の男子は名乗る。
「俺の名はエントロピー。仲間の無念は俺が晴らす」
 あくまでも淡々と話す挑戦者達にフェンディナはどう対応したらいいのか解らない。
 それでも何とか会話しようと
「あ、あの……」
 と話しかけようとするが、
「言うな。聞きたくない」
 と突っぱねられた。