彼女にはまだまだ、隠された秘密がある。
 彼女はクアンスティータ(関係)という存在が無ければ、十分、最強の座を狙える立場にあるのだ。
 生来の気の弱さが災いしているために、彼女は十分にその圧倒的なポテンシャルを発揮できずにいた。
 吟侍はそれに気づいているからこそ、彼女と共に、このロスト・ワールドに来ていた。
 彼女の身体に秘められている圧倒的なポテンシャルを引き出すために。
 吟侍は圧倒的な才能を持っているが、それでも、元が人間であるため、ある一定以上のレベルになると、無理が出てくる。
 その点、フェンディナは元々が人間ではなく、全能者オムニーアという種族だ。
 吟侍の様に無理をしなくても、十分、一定以上のスキルアップは見込めた。