吟侍は、
「ようやく、お出ましになったってとこか、あんたの出席番号はいくつなんだい?」
 と聞いた。
 出席番号という事を聞いたという事がその男はルックマン教授の教え子だと確信しているという事になる。
 フェンディナは、
「この方なんですか?」
 と吟侍に尋ねた。
「そうだ、フェンディナ、お前さんの新たな対戦相手になる」
「ですが、吟侍さん、この方は何も悪いことをしたと決まった訳では……」
「もちろん、決まってねぇ。だが、ルックマン教授の弟子達はこの世界を滅ぼそうとしているって事は聞いている。返答次第ではって事になるな」
 フェンディナは、チラッとその男を見る。
 見ると、その男の身体は、次第に変貌していった。
 向こうも戦闘の意志ありと見て良いようだ。