01 ルックマン教授の教え子


 悩みに悩んだ末、ゲスデゲスはフリーサイズの使用を断念した。
 自身の10年の寿命と引き替えにするのは惜しいと判断したからだ。
 代わりに用意したのは、薬物中毒にさせ正気を失っている男、ダラシという男だった。
 ダラシに、共に死んでこいと命令して、爆薬を持たせて、フェンディナとの戦いにのぞませた。
 ゲスデゲスは、爆発の影響が無いように離れた位置で観戦した。
 戦いが始まった時、爆発のスイッチを押すつもりでいた。
 そんな事は、先刻承知済みだった、吟侍は、フェンディナに相手の男の所持しているものは危険物だから、ゲスデゲスの所に置いておいた方が良いとアドバイスした。
 戦いのゴングが鳴らされる前に、吟侍は、ゲスデゲスに向かい、
「余計な事すると罰が当たるぞ」
 と忠告しておいた。
 だが、そんな事を聞くゲスデゲスではなかった。
 開始早々、起爆スイッチを押す。
 フェンディナがダラシの腰にあった爆発物をゲスデゲスの元に部分的な瞬間移動をさせた後で。
 ドッカーンという大きな音がして、ゲスデゲスのいた場所で大爆発が起きる。