もがけばもがく程、解決から遠ざかる。
 冷静になれ。
 冷静になるんだと自身に言い聞かせる。
 そんな時、カミーロの肩のところに何だかわからないものがしがみついているのを感じた。
 小さい。
 と、言っても、目に見えないくらいという訳じゃない。
 だいたい、カミーロの顔くらいの大きさだろうか。
 人型だ。
「君は?」
 カミーロが尋ねるが、その小さな人型もそれどころじゃない。
 宇宙世界自体を巻き込んだ異常事態をどうにかしないと話もまともに出来やしない。
 まずは、この状況から脱出するんだ。
 カミーロはそう思った。
 だが、何をどうすれば良いのか解らない。
 解らないまま、あらがえない程強力な引力に引っ張られ、ロストネットワールドに引き寄せられている。
 だが、この宇宙世界を引っ張っている謎の強者が、ロストネットワールドでも安心出来ないと思ったのか、突然、宇宙世界を引っ張るのをやめる。
 立ち止まってくれた事で、カミーロはその小さな人型と話す時間を貰えた。
 改めて尋ねる。