グラン・ベルトという世界を旅していると、実に、ルフォス・ワールド用の核に加工するのに適している世界だと思った。
 それは、精神的な強さに特化した心核、
 特殊能力等に特化した技核、
 体力、身体の頑丈さ等に特化した体核と言ったように、記憶から、グラン・ベルトの素材は加工しやすい事が解って来たのだ。
 通常の世界の場合、極端に、一種類か二種類の核の種類だけが豊富で、後はあまり無いというのが多いのだが、グランベルトはバランス良く、三種類の核の元となる素材が存在している。
 そこに、元々神形職人であったカミーロが訪れたという幸運も味方している。
 神形加工技術を応用して、核の状態にする事が容易く出来ている。
 また、滅び行く世界なので、敵らしい敵も殆どいない。
 ほぼ、邪魔が入らない状態で、核化作業に没頭出来るというのも良かった。
 コーサンに託された未来のために……
 そう思えば、カミーロは作業に集中する事が出来た。
 たまにくる敵も今のカミーロの力なら、全力を出さずとも勝てた。
 それだけ、世界が衰退しているということなのだが、滅び行く運命だったお宝を逃すまいとカミーロはせっせと作業を続けた。
 カミーロが現界を離れてから、現界では急展開を迎えていて、クアンスティータ誕生に向けて、強者が次々と登場しているのだが、グラン・ベルトと現界では時間軸が違っていた。
 なので、グラン・ベルトでいくら時間を使おうとも戻る時に、現界の丁度良い時間軸に戻れれば、何の問題も無いので、焦らず、作業をしていた。