そう思うと、カミーロはもうしばらくだけでも生きてみる事を選択した。
「コーサン……もう、少しだけ、待っていて欲しい。私には、まだ、必要としてくれる仲間がいるようだ。だけど、このままでは戻れない。理由は力不足だからだ。私のレベルは芦柄 吟侍の力から見比べるとかなり見劣りする。だから、せめて、何らかの手みやげだけでも持っていかねばならない。私はやるよ。君に貰った大切な命――無駄には使わない。だから、勇気を下さい」
 カミーロはグラン・ベルトからの脱出を模索し始めた。
 コーサンの持っていた記憶を力とする能力――吟侍であれば、更なる力として、発展させてくれるのではないか?
 カミーロはそう考えた。
 カミーロはコーサンの力の記憶を持つ者として、吟侍の元に行こうとそう決めたのだった。
 カミーロは色々と調べ始めた。