カミーロは、
「コーサン……逢いたかった……」
 と愛おしそうに彼女を見つめる。
 カミーロは共に滅びる事で愛をしめそうとしている。
 コーサンの方は、
「………」
 無言だった。
 人の心を無くしている今の彼女は殺戮衝動と自らは生き残るという意志しかない。
 だが、それは許されない。
 カミーロがそれを許さない。
 彼女の手がこれ以上、血に染まる前に、彼女を眠らせてあげよう……
 そんな包み込む様な気持ちで彼女を見ていた。
 コーサンは身構える。
 この辺りのメモリーは探し尽くした。
 もう、ろくな記憶が残っていない。
 残ったどんな刺客も今のカミーロであれば、容易く倒すだろう。
 コーサンとしては、代わりの何かを用意しなくてはならない。
 コーサンは自らの左腕を切り落とした。
 彼女の四肢には、パワーを得るためにそれぞれ、至宝が埋め込まれている。
 コーサンは左腕を犠牲にして、コーサンの左腕に埋め込まれた至宝に埋め込まれたメモリーを呼び起こした。