これまでのように勝ちを上手く見いだせない。
 それだけの実力者だった。
 戦いを重ねる内に、彼も大きく成長した。
 そして、辛くも勝利するのだった。
 先の先の先の先を読む心理戦だった。
 ギリギリの戦いでもあった。
 勝利するカミーロはコーサンを捕らえつつあった。
 ベルトの保持者は両腕のアームベルト保持者の上には、レッグベルト保持者、両足のレッグベルト保持者、ネックベルト保持者というランクがあり、その更に上に、グランベルト保持者という頂点が君臨している。
 だが、それらの実力者達の記憶はなかなか見つからない。
 そういう実力者達は、星を飛びだし、他の宇宙などでも活躍していた。
 故に、滅び行くその地に、記憶が残って居なかった。
 それらの存在が活躍していた地は既に消失してしまっている。
 無くなってしまったものからは記憶は読み取れない。
 もしも、グランベルト保持者を呼び出す事が出来れば、カミーロであっても勝てなかっただろう。
 だが、コーサンにそれを用意している余裕はない。
 元恋人はすぐそこまで迫ってきているのだから。
 コーサンは、カミーロとの決着を望んだ。
 ついに、カミーロの前にコーサンは姿を現した。