そして、他の星の神話を手に入れて来ては、この星で復活させて、この星の巨人達と戦わせているらしい。
 50億程いた巨人達も、今では10数万名にまで数を減らしているらしい。
 度重なる実験戦闘で、星は荒れ果て、巨人達は、カビを舐めて飢えをしのぐようになっているらしい。
 だとすれば、この星の巨人達と協力してウィルヘルムに挑もうとも考えたが、この巨人達は、大きい。
 ざっと見て、平均30数メートルはあるだろうか。
 この巨人達と行動を共にすれば、戦力にはなるかも知れないが、目立ちすぎる。
 ウィルヘルムがどんな力を持っているかも解っていない状態で、目立つのは命取りにもなりかねん。
 巨人達との交渉に使える材料も無いし、交渉ならば、後でチャンスもやってくるだろう。
 ならば、今、この巨人達と行動を共にする必要はないな。
 俺は、そう判断して、巨人達と関わらずに、その場をこっそりと離れて行った。
 幸い、結構、物事に無頓着な巨人達だったらしく、俺の動きを気にするでもなく、宴会を始めて騒ぎ出した。
 ここに居ては目立つ。
 俺はそそくさとその場を離れた。
 だが、巨人達からある程度の情報は聞けた。
 それだけでも十分な成果と言ってよかった。