第三章 後継者に向けて……


 どのくらい進んだだろうか……
 俺はまた、開けている場所に出てきた。
 そこは、一面、カビの生えている大地だった。
 ここには何があるか解らない。
 ただ、カビがびっしりと大地にこびりついていた。
 ふ、と上空を見上げると無数のドラゴンが。
 いつの間に――
 そう思ったが、次の瞬間、悪魔の軍勢に変わる。
 どこかで見たような光景だったと思ったが、エヴェリーナの屋敷で体験済みだった。
 よく解らない情景を作り出す力はここで生まれたのだと思った。
 すると、これは良くできた幻か――
 そう思ってしばらく立ち止まっていると、
 ズシン、ズシンと大きな地響きが立つ。