だが、これは俺の理解の範疇を超えた現象であり、俺が理解出来ないだけで、何かしら意味はあるんだと考えた。
 そう考えると落ち着いてきた。
 不思議な事があっても、以前の時の様にあわてふためく事は無くなってきている。
 これもクアンスティータに関わって来たからだとは思うが。
 クアンスティータ以上に訳のわからないものはない。
 そう思うと、目の前の現象も大したことないと思えるようになっている。
 俺は理解出来ないなら理解できないまま、行動しようと決めた。
 俺は、塔に入る。
 中に入るとそこが塔の中とはとても思えない光景だった。
 巨大な大瀑布が目の前に現れたからだ。
 とても、120階くらいのレベルの建物に収まるような滝じゃない。
 これは、混乱させるためのまやかしなんだと理解した。
 訳のわからない光景がどんどん広まっていく内に、対象者は自信がなくなっていくんだと思った。