遠目に見ている時はかなり大きな屋敷だと思っていたが、近くで見ると拍子抜けするくらい小さかったので少々ビックリした。
「じゃまするぜ」
 俺は、屋敷に足を踏み入れる。
 不法侵入?
 かまうものか。
 ここは普通の屋敷じゃない。
 人の住んでいる所じゃないんだ。
 だったら、そもそも断る必要すらない。
 そんな気持ちでドアに手をかけた時、ビリっと来たかと思えば、俺はドアから数メートル下がった位置に立っていた。
 何だ?
 何が起きたんだ?
 俺は気を取り直して再びドアに手をかける。