生態系から考えるとあり得ない組み合わせの生き物がセットで出てきている。
 この星の住民ではないので、正確にこの星の生き物の事が解るという訳じゃない。
 だが、長い経験から、この気候ではどの生き物が、別の気候ではあの生き物がという様に、大体ではあるが、生物のあり方のようなものが多少なりとも解るようになっている。
 その経験から考えて、どう見てもあり得ない組み合わせが多数、見受けられた。
 この事からも、見かけは普通でもこの自然はどこか不自然だという事が解った。
 ここの自然はおかしい――
 まるで、別の所に居た生物を無理矢理連れてきたかのような状態だ。
 だから、俺は違和感を感じたのだ。
 それが危険であるとは限らないが、警戒するに越した事はないと気を引き締めるのだった。
 俺は更に森をどんどん進む。
 だが、同じ所をずっと進んでいる気がする。
 方向感覚が狂ったのか?
 いや、違う。
 この星に合わせて、独自の感覚調整法を駆使しているので、狂っているとは考えにくい。
 では、どうなっている?
 俺は、一気に、走り出した。