「そう言えば、そうでしたね。という訳であの時、お聞きできなかったお話の続きをお聞きしたいのですが……」
「忘れたわい……」
「忘れたって言われても、気になるじゃないですか。じゃあ、覚えていらっしゃる武勇伝だけでも聞かせて下さいよ。あの時の話じゃなくてもかまいませんから」
「そう、言われてものう……」
「神父なら山ほどあるでしょう」
「冒険の話ならあるにはあるが、ワシはなるべくクアンスティータには関わらないと決めておるからのぅ」
「じゃあ、クアンスティータと関係ない話でもかまいませんよ」
「そうか?じゃが、どんな話をすれば良いのか……」
「何でもかまいませんよ。神父の話なら何でも面白そうですし、地球にいらっしゃった頃のお話でも全然……」
「言ったじゃろ、地球に居た頃は悪党じゃったと」
「なら、クアンスティータを知ってからの冒険でかまいませんよ」
「う、う~ん……」
「何で、嫌がるんですか?」
「何か自慢しとるみたいでのぉ~何となく喋るのはためらわれるのじゃ」
「自慢なんて思っていませんよ。立派な実績です。さあ、話してください」
「じゃあ、ちょこっとだけ……」
 ジョージ・オールウェイズ神父は助手の白鳥君にせかされて、また、過去の話をするのだった。
 神父はいくつもある武勇伝の中から一つを選択し、話し出すのだった。