ヘルウィナーの死去により、次の独裁者を巡って、それまでのヘルダークベースの№2と№3と№4の主導権争いが始まり、凄惨なつぶし合いが始まり、ついには、ヘルダークベースの解体にまで話が進んでいたのだ。
 つい最近まで、壊滅した理由がわからなかったのだが、よくよく調べて見ると実はフィオナのプレゼントが関わっていたという事が解り、急遽、彼女の手柄として、認定されたのだ。
 監察官をやって長い、ナマコミーだが、最後の最後まで、フィオナは予定通りに行動しなかった。
 思いも寄らないところから事件を解決していた。
 10の任務全てがそうだった。
 10も任務があるのだから、絶対に運だけでは解決しないだろうと思っていたが、ついに、運だけでここまで来てしまった感じになってしまった。
 認定は10以上の指定任務という事なので、10である必要はない。
 なので、11番目の依頼として、【ギルティーアイズ】の案件をという考えもあるのだが、それはやめる事にした。
 彼女は10の案件完了を待たずして、特A級ライセンスを正式認定しても良いのではという話も持ち上がっていた。
 それを無理言って、10の案件全てを依頼させてもらったのだ。
 新たに、1つ案件を増やすというのは無粋というものだ。
 そう考えて、ナマコミーはフィオナに特A級ライセンスの正式認定証を渡すのだった。
 ナマコミーは、
「おめでとうございます。ミス、フィオナ、あなたはたった今から、正式な特A級デンジャーハンターとして認定されました。これからは、どのような依頼もあなたの気持ち次第でご自由に選択していただいてかまいません。やれず仕舞いだった【ギルティーアイズ】の件もやるやらないはあなたに一任いたします」
 と言った。