彼女が知らずに解決していた案件は、6番目と7番目の案件のすぐ後に解決していたので、8番目だと思っていたのが、9番目、9番目と思っていた案件は10番目の案件として処理された。
 その案件は、意識せずに解決したが、ナマコミーの案件リストにしっかり入っていた案件なので、ちゃんと、数として認定されていた。
 それは、軍事施設ヘルダークベースの壊滅だ。
 ヘルダークベースでは、宇宙国際的に違法な軍事整備が行われていた。
 独裁者ヘルウィナー指導の元、どんどん軍備強化をしていき、手のつけられない状態になっていたが、フィオナが宇宙でファンになった宇宙アイドル、ミリアンに送るファンレターと共にプレゼントを贈った事で独裁者が死亡したのだ。
 ミリアンは特殊な趣味を持っている事で有名なアイドルで、ミイラを集めていると知ったフィオナは宇宙ネットでミイラを一つ仕入れてきた。
 それをそのままミリアンに送ったのだが、ミリアンは独裁者ヘルウィナーの行動に反対している運動の中心人物でもあった。
 ヘルダークベースでは、ミリアンを殺害しようと彼女に送られて来るプレゼントの中から彼女を殺害する道具を探していた。
 そして、偶然、フィオナが送ったプレゼントがそれに選ばれた。
 ヘルダークベースでは、ミリアンだけを殺害する特殊な匂いを出す、液体をフィオナが用意したミイラに忍ばせようという事になった。
 それを独裁者ヘルウィナーに見て貰おうと思い、彼の配下の者がフィオナが買ったミイラをヘルウィナーに見せた。
 それが、ヘルウィナーの運の尽きとなった。
 そのミイラは、独裁者ヘルウィナーにとってのドッペルゲンガーのような存在だった。
 対面してしまったため、ヘルウィナーは突然の心臓発作に見舞われ、この世を去ったのだ。