フィオナは、
「うん、フィオナ、頑張るよ。じゃあ、この失敗作は……」
 と言った。
「あぁ、ちょっと、失敗作は預かります。大切に保管しないと」
「保管?なんで?」
「後で応募するからです」
「応募?しないよ~だって、それ失敗だもん」
「いえいえ、応募しましょう。絶対に準入選を取るんです」
「えー、入選じゃないの?」
「準入選です。入選では意味がありません」
「何でぇ~?上を目指そうよ」
「目指されても困ります。丁度、準入選くらいが良いのです」
「じゃあ、フィオナ作んない。作るのやめるぅ~」
「そんな事言わないで、協力しますから」
「手伝って欲しくないもん、フィオナ、自分で応募するんだもん」
「そうそう、ご自分で応募するんですよね」
 などというやりとりがあった。
 ナマコミーは一瞬、真っ青になった。
 せっかく上手く行きかけていたのに、自分の余計な一言のお陰で、フィオナがやる気を無くしたら、全て台無しになってしまう。
 ナマコミーはフィオナを宥めつつ、やる気を引き出させて、失敗作をかき集めて、ようやく念願の【ナイトメアタトゥー】のピースを集めきった。
 後はこれを上手く貼り合わせて、ナイトメアタトゥーが中央に来るように失敗作を貼り合わせたのだった。