仁義が紹介するプロ・バトは、3つだった。
 実際にはプロ・バトの本戦でやることは無くなったが、元々は、バトル・チアのバリエーションの多さを元に考えられたこの種目は本戦以外にも多数のバトルスタイルが確立されていた。
 今回はその内の一部を紹介するという形になる。
 まず、紹介するのはハンディキャップマッチという種目だった。
 これは、自身の身体にわざとハンデをおって戦うというものになる。
 ランダムに指定されたハンデを守って戦うという事になるので、元の実力が勝っていてもハンデ次第では負ける事も十分に考えられるバトルとなる。
 例えば、腕に関する能力に特化する選手が居たとする。
 足が不自由になるというハンデを負えば、それほど大きなハンデとはならないかも知れない。
 だが、腕が不自由になるというハンデを負ってしまえば得意能力をほぼ封じられたも同然となる。
 そういう状況下でのバトルという事になる。
 これは平均的な能力を持っている者が有利となる競技でもある。
 平均的な能力を持っていれば、何処がハンデだろうとさほど問題としないだろうが、特別な部位のみに得意分野があるとハンデ次第で有利にも不利にもなってくる。
 これをエキシビジョンマッチで見る事になり、仁義の解説もあって、なるほどと華芽菜達は思うのだった。