仁義は、
「何てことってなんだよ。そのまんまだったら、お前ら、とっくにくたばっているぞ。俺がやったのは、必要不可欠な延命処置だ。いかがわしい事なんてやってねぇよ」
 と答える。
 それを聞いて、ゾッとなる二人。
 現界に居た時の常識では計れない何かがあるのだと実感する。
 虚無六界に入る下準備だけで、二人にはついていけない世界だった。
 それから、散々、仁義に文句を言う華芽菜だったが、馬の耳に念仏状態だと理解し、抗議を諦めた。
 華芽菜達が落ち着いてきたのを確認すると、仁義は改めて、虚湧界の案内を始めるのだった。