また、ポイントを持ったまま、立ち止まってはいけない。
 ポイントは奪ったら、速やかに移動し、配置しなくてはならない。
 ポイントを持っていられる時間は一度に3秒までと決まっている。
 また、バトル・チアリーダー同士が戦ってはいけない。
 等々、細かいルールが設定されている。
 何の妨害もなければ、マシンは大体、10分から15分くらいかけて、ゴールに移動する事になっている。
 与えられている時間は20分なので、5分間の余裕がある。
 その有効時間も出来るだけ使って時間ギリギリにゴールすれば、それだけ、ポイントも多く貰える可能性が高い。
 この種目としては、先にゴールすれば勝ちという訳ではない。
 ゴールしてしまったら、プレイヤーは相手のマシンに影響する行動を取ることが出来なくなる。
 なるべくギリギリのタイムで多くのポイントを取った方が勝ちというゲームだった。
 直接攻撃しあわないので、迫力には欠けるが、それでも、敵プレイヤーとのやりとり、駆け引きを見ているのは仁義としてもなかなか面白く見ることが出来た。
 どちらのプレイヤーも初めて会った人間なのだが、実力が拮抗していて、なかなか楽しめた。
 華芽菜の解説ではこの種目も二年前には存在していなかったという。
 この二年の間に、バトル・チアの競技数は2倍近くまで跳ね上がったという。
 盛り上がったというのはこの競技種目の多さもどのチームがどんな勝ち上がり方をするか読めなくなったので、ワクワクハラハラが増していったというのも理由だった。
 仁義は感心する。