第二章 バトル・チア


 レコード・ノートというアイテムにより、竜乃宮 華芽菜(りゅうのみや かめな)とその友人、榊 鈴子(さかき すずこ)は身体を二つに分けられた。
 その一つは、現界に残りバトル・チア大会の観戦、もう一つは、虚無六界へと旅立ち、プロフェッショナル・バトル・ストロンゲストの観戦という事になった。
 仁義は、
「じゃあ、かめ子、早速、案内してもらおうか」
 と言った。
 華芽菜と仁義は、バトル・チアとプロフェッショナル・バトル・ストロンゲストという二つの大会の面白さを競争する事になっている。
 もう片方の華芽菜達は、プロフェッショナル・バトル・ストロンゲスト、通称プロ・バトをもう片方の仁義によって案内されているはずなので、こちらの華芽菜達は、仁義にバトル・チアの大会を紹介しなくてはならない。
 バトル・チアはどんなに優れた選手がいようと基本的に人間達の大会、プロ・バトは、超越者達がゴロゴロ登場する人智を越える大会。
 比べるべき対象では無いとも言えるが、面白さとは、その大会の参加者達それぞれのレベルに合わせたものとなる。
 例え、力の差が歴然であっても大会参加者のレベルが一点集中で偏ってしまえば、殆どの試合がつまらないものになるだろうし、レベルが低くとも、ライバルが多い大会となれば、試合は白熱するだろう。
 なので、大会の迫力ではなく、面白さという勝負なのである。
 面白さという点で言えば、バトル・チアにもプロ・バトに勝利する可能性は十分にある。
 要はどれだけ盛り上がるかなのだ。