政府関係者以外、誰も、ゴブリックの操作方法は解らないし、赤ゴブリックはカスタマイズにより、セキュリティーコードを必要としているので、誰も動かす事が出来なかった。
 何日か経ち、入院費を持っていない事がばれて、病院を追い出されたクォンデルはトボトボとゴブリックの元に戻ってきた。
 セキュリティーコードを入力し、PRCに乗り込み、ゴブリックとドッキングする。
 もう、この星に居たくない。
 居ても辛いだけ。
 どこか遠い星に行こう。
 クォンデルはそう思った。
 そんな投げやりな彼を待っていた存在が居た。
「神様……ちっちゃくなったけど、私だよ……」
 その声はクォンデルが求めていたものだった。
 その声の主、レェバのものに相違なかった。
 だが、彼女は死んだ筈である。
 では、何故?