「このままじゃ埒があかん」
「ご神体だ。ご神体を持ってこい」
 との政府関係者の声があがった。
 まずい。
 このままでは、ゴブリックを持ってこられる。
 向こうもゴブリックなら条件は一緒だ。
 こちらがやられるという可能性もある。
 政府関係者にゴブリックに乗せる訳にはいかないとして、追おうとするクォンデルだったが、それをレェバが止めた。
「──お願いします。二人を……二人を助けて下さい」
 と言った。
 このままではゴブリックを起動されてしまう。
 だが、このまま放っておいたら、ストマとツクは間違いなく死ぬだろう。
 半壊したマシンクリーチャーの上からでも解る。
 深刻な状況であるというのが。
 一瞬迷ったが、クォンデルはレェバの言葉を聞き入れ、マシンクリーチャーを解体し、中から、ストマとツクを回収した。
 ゴブリックに搭載されている簡易システムを利用し、ストマとツクの生体データをチェックすると、二人は瀕死の状態で、肉体の破損部分を片方に移植すれば、一人は助かるかも知れないと出た。