「あの……神殿は逆方向……」
 と聞く彼女に
「ご神体……なんだろ?それ、俺、持ってる。だから、それで二人を助ける」
 と答えた。
「か、神様?……なんですか?」
 と聞く彼女に、
「そうだと嬉しいけどね……」
 と言って答えた。
 クォンデル自身もこんな気の利いた答えが出せるとは思ってもみなかった。
 クォンデルは急いで湖に向かい、そのまま、ゴブリックに乗り込んだ。
 神様と言うには不細工な容姿のゴブリックではあるが、それでも、この惑星ボイルにとっては神と崇められる存在だ。
 だとしたら、神様として、悲しんでいる住民の願いを聞いてやらないといけないなと思った。
 慣れた手つきで、ゴブリックを起動するクォンデル。
 レェバを下している時間も惜しかったので、彼女もいっしょに搭乗させている。
 ブォンと音が鳴りゴブリックの赤い目が光る。
 ザザザザザ……
 と音を立て、湖のそこから、ゴブリックの本体が顔を出す。