なんで気になったかと言うと三人組の内の一人がクォンデル好みの女の子だったからだという理由であったのだが、その子が困っているような顔で必死に他の二人に訴えかけていたので余計気になったのだ。
 会話から、気になった女の子の名前は、レェバ。
 他の二人がストマとツクという男だった。
 どうやら、ストマとツクという男達が犯罪計画を立てていて、レェバという子が止めようとしているという事が解った。
 三人は幼馴染という関係だろう。
 三人の会話からいろいろ解ってくる事もあった。
 まず、この惑星ボイルの通常兵器としての巨獣徒は存在しないという事。
 巨獣徒はあくまでも、伝説に残っているだけで、一部の地方では神のように信仰の対象となっているらしい。
 神殿には、巨獣徒──恐らくはゴブリックだろうが、眠っている可能性があるが、住民達はその情報は持っていない。
 神殿は政府の管轄で、一般人の立ち入りは禁止されているようだ。
 通常兵器として、使用されているのは、マシンクリーチャーと呼ばれる半分機械半分生命体の兵器らしい。
 元々は巨獣徒を元に考え出されたものらしいが、動力となる部分が、食料を食べて栄養を取るという事になっているらしい。
 だけど、そのシステムは神を冒涜する行為とされており、巨獣徒──この星ではご神体と呼ばれている存在の天罰が下るとされているらしい。
 ストマとツクはマシンクリーチャーを強奪し、その勢いで、神殿に侵入し、ご神体を奪って逃げるという計画を立てていた。