05 再びセレークトゥース・ワールドへ


 吟侍は、この場を納める手段を考える。
 戦って回避する――あり得ない。
 そんな事をすれば、吟侍達は誰も生き残れない。
 たちまち、全滅するだろう。
 全滅だけで済めば良いが、下手すると全滅する以上の状態になるかもしれない。
 そんなのは全く得策ではない。
 では、どうするか?
 吟侍達はどのような行動をするにしろ、状況を立て直す必要がある。
 仲間内で相談して、意見をまとめる必要がある。
 だから、この場をどうしのぐかが大事だった。
 【答えの力】で回答を探す。
 だが、答えは既に出ているという結論が出た。
 出した吟侍自身もその答えの意味が解らない。
 その時、
「お前達も色々、相談する事があるのだろう。クアンスティータ様も下々の者達へのご挨拶がある。今はお前達とどうこうしているつもりはない。退くというのであれば、止めはせぬぞ」
 とオルオティーナが申し出てくれた。
 怪物ファーブラ・フィクタはこの宇宙世界を破壊しかねないような勢いだったから、焦っていたが、このオルオティーナという女性は少しは話がわかるのではないか?
 吟侍はそう思った。