海空の事も含め、クアンスティータに悪意を持つ者はクアンスティータの利権にたかっている存在の悪意により、憎しみを募らせた。
 だが、クアンスティータは何もしていない。
 こうして見ているだけでも、ただ、無邪気に笑っているだけだ。
 後ろ暗い気持ちがある存在が、自身の後ろめたさに触れられたくないがために、クアンスティータという存在を恐怖している――そう、吟侍には見える。
 知的生命体はなまじ知識があるから余計な事を考える。
 現に動植物などは、クアンスティータに対して、恐怖している感じは受けない。
 全く敵わないというのが解っているから、何か関わろうとはしないだろうが、怯えた様子も見られない。
 自然体で居ることが、クアンスティータには一番良いことなのかも知れない。
 全く何も出来ないかと思ったが、そうでもないと感じた。