クアンスティータの力に惚れ込み、クアンスティータの乳母になることを望んだ存在――それがオルオティーナだった。
オルオティーナは、クアンスティータには従うが、その父である怪物ファーブラ・フィクタに従う事はない。
あくまでもクアンスティータに仕える存在だった。
怪物ファーブラ・フィクタは、
「久しいな、オルオティーナ」
と言った。
「息災であったか怪物ファーブラ・フィクタよ」
「俺には従わぬがクアンスティータには従うと言うのは本当の事のようだな」
「当たり前じゃ。何故、妾がそなたに従わねばならぬ。そちはクアンスティータ様の父親――ただ、それだけじゃ。妾が従う理由にはならぬ」
「変わった奴だ」
「そなたが言うか」
と返すオルオティーナ。
会話はそこまでだった。
いよいよ、クアンスティータ誕生のカウントダウンも無くなった。
……7、6、5、4、3、2、1……0……
ニナ・ルベルの腹部から、小さな手のようなものが飛び出す。
「……あうわう……」
それが、クアンスティータが発した最初の言葉だった。
エカテリーナから出てきたオルオティーナの手ににより、ニナ・ルベルの腹部より、クアンスティータは取り出された。
オルオティーナは産婆の役目も果たすらしい。
クアンスティータが誕生した時に同時にニナ・ルベルから出てきた異物は一つに集まり、【ファーミリアリス・ルベル】という存在となり、別の場所に飛んで消えた。
だが、それを気にする者は居ない。
それよりもクアンスティータ本体がついに誕生したのだから。
それどころではないのだ。
オルオティーナは、クアンスティータには従うが、その父である怪物ファーブラ・フィクタに従う事はない。
あくまでもクアンスティータに仕える存在だった。
怪物ファーブラ・フィクタは、
「久しいな、オルオティーナ」
と言った。
「息災であったか怪物ファーブラ・フィクタよ」
「俺には従わぬがクアンスティータには従うと言うのは本当の事のようだな」
「当たり前じゃ。何故、妾がそなたに従わねばならぬ。そちはクアンスティータ様の父親――ただ、それだけじゃ。妾が従う理由にはならぬ」
「変わった奴だ」
「そなたが言うか」
と返すオルオティーナ。
会話はそこまでだった。
いよいよ、クアンスティータ誕生のカウントダウンも無くなった。
……7、6、5、4、3、2、1……0……
ニナ・ルベルの腹部から、小さな手のようなものが飛び出す。
「……あうわう……」
それが、クアンスティータが発した最初の言葉だった。
エカテリーナから出てきたオルオティーナの手ににより、ニナ・ルベルの腹部より、クアンスティータは取り出された。
オルオティーナは産婆の役目も果たすらしい。
クアンスティータが誕生した時に同時にニナ・ルベルから出てきた異物は一つに集まり、【ファーミリアリス・ルベル】という存在となり、別の場所に飛んで消えた。
だが、それを気にする者は居ない。
それよりもクアンスティータ本体がついに誕生したのだから。
それどころではないのだ。